連珠名人戦Ａ級リーグ自戦記① ～11月編～
2022年１月、連珠名人戦のＡ級リーグに初出場しました。
それに向けた準備なども含めて書いていきます。
この記事は再編集して連珠世界に載る予定です。
【本編】
2021年11月7日の東京オープンにて正式に繰り上がりが確定しました。
経緯としては、中国四国地区代表の松浦七段をはじめとして出場辞退となり、
東日本地区に権利がまわってきました。
井上五段が繰り上がり最上位でしたが辞退となり私が繰り上がりました。
繰り上がりの確定した日の東京オープンでは浮足立ったためか全敗でした。
本番まであと２ヶ月ほど。
今更、詰連珠を鍛えても間に合わないので、遠征も含めて対局数を増やすことで
実戦感を急ごしらえでつけようと思いました。
それとは別に序盤の作戦はいろいろ考えておかないといけないと考えていました。
【遠征①(京都)】
11月13日京都クラス別大会。
８日にコロナウイルスのワクチンの２回目を受けたことにより週の中盤は発熱との戦いでした。
当日は朝起きた時の感じで最終的に行くことを選択しました。
ギリギリまで確定していなかったので一部の人にしか参加を相談していませんでした。
サプライズになったら面白いかなくらいの感じで、まず、JR東海の色の品川駅の駅名標をツイートしました。
翌14日は深川美楽市に参加するため弾丸遠征でしたので、少しでも観光をと京都競馬場に行きました。
2021年2月にリリースされたウマ娘をリリース日からやっており、
実際の競馬の歴史についても自然と勉強しました。
京都競馬場はライスシャワーが骨折によって亡くなった場所で碑があります。
碑には「疾走の馬 青嶺の魂（たま）となり」と刻まれています。
現在競馬場が改装中で工事中のフェンスの脇にひっそりとありました。
青いバラは置かず、おとなしく、お参りしました。
京都クラス別の会場に到着。
あまり大きな驚きはされず少しガッカリしました。
この時点ではそれぞれの珠型について4手目をどこに打つかもまだはっきり決めていなかったので、
いつもより長い40分の持ち時間ということもあり長めに考えることを意識して臨みました。
１局目は石谷九段。
京都まで来ていつも当たっている人かとガッカリ感はありました。
仮先となり新月。石谷さんはスワップしました。
新月の4手目をあまり打つ機会がないので動揺しましたが、最近打たれることもある一間開きを選びました。
これはあまり自分で得意な感じがしていなかったので、知ったかぶりをして、
他の人にこの4は打たないでほしいと伝える意図がありました(笑)。
黒を取られ初見の5を選びました。
９には困りましたが、この10で牽制するくらいしか手がないだろうと判断して打ちました。
13、11、17の縦ラインが読んでいる時に気になりましたが、本譜で勝ちだと読み切れました。
https://www.renju.net/people/380/game/101321/
２局目は長谷川九段。
Ａ級リーグにむけて前哨戦となる一局。新月提示に対して水月共通。
まさかの短手数での勝利に狐につままれたような心境でした。
https://www.renju.net/people/380/game/101325/
３局目は河村九段と全勝対決。
彗星を提示されて何でもご存知だろうと思いつつも変わった4を打とうと思いました。
この4は世界ユース2021オンラインで末永さんが打たれていました。
互角と言われている4題目は覚えていたのですがそれ以外は覚えていませんでした。
混乱させて必勝の5を残してもらうも負けとなりました。
https://www.renju.net/people/380/game/101328/
４局目は畑五段。
新月から嵐月。
何度か経験のある5から、７で三が引ける展開となったため、この形の定石に戻ることになりました。
途中までしか知らなかったので残りは考えました。
https://www.renju.net/people/380/game/101333/
５局目は藤田五段。
銀月提示にまだ準備がなかったので、弱いとは思いつつも対称形になる4にしました。
そんな5でも負けるの？という感じで完敗でした。
https://www.renju.net/people/380/game/101337/
このメンバーで３勝２敗なら上出来の成績でした。
この日は、京都で泊まるのは高いと思ったので近江八幡に泊まり、翌日は美楽市に行きました。
【帝王戦１次予選】
11月21日帝王戦1次予選。
１局目は横山初段。
初対局ですが、直近の彗星決定戦を優勝と強いと思っている相手。
特に浦月を提示されるのは怖いと思っていました。しかし、提示されたのは瑞星でした。
この4は何度か経験がありました。
２週間前の東京オープン瑞星戦で必勝のはずが難しいと感じた5に誘導しました。
13の二連を同時に３つ作られる手は怖かったですが、ラッキー勝ちでした。
https://www.renju.net/people/380/game/101528/
２局目は田中二段。
こちらは京都クラス別王者。
前週の畑五段戦と同じような進行となり、先週の自分を信じて序盤はほとんど読みませんでした。
https://www.renju.net/people/380/game/101535/
３局目は加藤初段。
流浪の夢に誘導したかったのですが、察知されて、満局と言われている５になりました。
あまり経験がないので焦りましたが、なんとか勝利しました。
https://www.renju.net/people/380/game/101596/
４局目は長副五段。
新水月からのいつもの進行。
https://www.renju.net/people/380/game/101604/
帝王戦１次予選は３勝１敗で予選通過となりました。
２次予選を頑張るというよりかは、実戦が５局増えたことが、まずは嬉しかったです。
(続く)
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