第58期連珠名人戦東日本地区二次予選を終えて①

2020年7月18日、19日に行われました。

(文中の棋譜は変化図以外は略す予定。近いうちにrenjunetに登録しますのでそちらを参照で)

そもそも6月の連珠会再開後、5月にあった仕事上でのトラブルをきっかけとして
精神的に調子の悪い状態が続いていました。
いつも以上に考えるのが苦で諦めて直感的な手を打っていたところ、
6月の第222回東京オープンでは久しぶりの優勝、
傍から見れば好調で、考えない方が強いのではないかとすら思いました。

6月21日の関東地区1次予選では、1勝くらいできればと臨みました。

初戦、確か折り返してギリギリ上(10人中5番目の段位)だったようで、
段級位が一番下の川合4級との対局となりました。

川合さんは記憶ではソーソロフルールでの公式戦は初だったかと思います。
しかし、桑名七盤勝負で初めて連珠で負けた相手というイメージが強く(その後さらにもう1回負けていたはず)
簡単な相手ではないと警戒はしていました。

仮先となりとりあえず、新月提示。
4は山月共通で5題にされました。
新山月は15年以上は打っているので2題で黒勝ち、3題で白勝ちというのはよく知っていました。
ほぼ迷うことなく白を選択。
この5が白勝ちなのは知っていたので、初見の5もあったと思いますが、これを選択。
6と組んで7と飛び三できました。
この図はよく、「連珠は序盤から三々禁があって怖いゲームなんだよ」という説明に使う図だったので
すぐに外止め。禁手が回避できないので8手で投了となりました。
29分52秒残しだったのであと一手打ってくれれば開始時の時間より増やした状態で勝てるなと思っていたので
そこは残念でした。
一桁手での終局はもしかしたら初めてだったかもしれないです。

結構相手にトラウマを与えてしまったようで、
7月の東京オープンでも「今日はもっと長く続くように頑張ります」と言われました。

2ラウンド、玉田六段戦。
昨年の予選では大事なところ(最終戦)で勝って一部から称賛を頂きました。
今回は相手の恒星提示。
4を2の上って面白そうとピンと来たので、考えて6題くらいかな、と。
黒を取られ本譜の5.何かありそうだけど面白くなりそう。
6も面白そうだし、長引いてお昼が遅くなるのも嫌だったので一触即発系で。
一触即発好きだよねと言われるのですが、強者に一発入れるためには、
力勝負より何か乗ったり引っかかったら勝ちみたいな方が可能性が高いからというだけで、
牽制を読むのは大変なので結構しんどい。
白有利な展開になってきて21の自然な止めに19の左に打とうかと思っていましたが、
よく見ると残っている二連があり本譜の禁手が見えました。

3ラウンド(小野七段)と4ラウンド(井上五段)は体力の限界だったのでいつもより多めに
満局を提案するも受けてもらえず、敗戦。

2勝2敗で決定戦がなく次点になれたので上出来だったかなと思います。

その後、東北予選が3名参加のため私が繰り上がり、新型コロナウイルスの影響で
東北の選手が全員参加を見送ったため、岸本初段、川合4級の順に声がかかり、
川合4級が繰り上がりました。

今、書いていて思いましたが藤田三段以外私から見れば1次予選と同じ対局者だったんですね。

2次予選に向けて遊星(藤田三段)と流星(川合4級)は準備しておこうと思って4を考えておきました。
他の3人はそこまで1珠型固定というイメージがなかったので軽く恒星見ておくかとかくらいで
準備できず。出たとこ勝負だ。
流星は1題だと白でも黒でも相手に分があると思ったので下図で8題の予定でした。

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