チーム世界選手権自戦記⑥

2024年8月22日

5月3日(金)

 わがままオーダーのため6Rのロシア連珠連盟戦を欠場。この局は副将の田中さんに代わって藤田さんというオーダーでした。

 午後7Rはチャイニーズタイペイ戦。藤田さんが休みというオーダー。私は四将の楊裕雄さんとの対局。何かしらの対抗をしようと、カプコンのキャラクターが背中に描かれたTシャツで臨みました。やや不安の残る腹痛については念のためバスタオルを腹巻代わりにしたところ安心感がありました。

 落ち着かず早めに席で待っていると大会スタッフの印さんから声をかけられ、筆談で会話したり(「どの都市から来たの?(英語)」「東京(英語)」が通じなくて、筆談したら、「トンキンね」となったため)、WeChatで友達になったりしました。そこで機械翻訳ではあるけど、お互いに自分の言語で送ってもやり取りできることを知り便利だなと思いました。少し緊張がほぐれたので感謝です。

 棋譜

 事前調査では大会中直接ばかり打っている、しかし新月に対しては右1間飛びを打っているというところまで調べていて、1間飛びの経験が少ないので避け間接に打ちました。そうすると峡月が提示されたので、梅凡戦と同じ4を(一度こっちの3の位置を見ているのですぐに)打ち、スワップされましたので同じ5を打ちました。前回とは異なり黒を取られたので、6を悩みましたが自分の思っている正解よりも梅凡さんをコバンザメすることに決めました。18まで同じ局面。自分の手としては梅凡さんが考えて出した結果なのだからと全乗っかり、相手の手は前戦の自分と同じでやっぱりそうですよねと安心しながら打っていました。19、21は調べて良さそうだった手。前局後このあたりまでしか調べていなかったのでここからは自力で頑張るしかない。27あたりからひたすら好形に組まれて必死に食らいついていく展開。35に対してM6などと反撃に転じる手も読んでいたのですが、黒その後H4,H3,I4,D9,G6,F6,G5,G7,G4で四三かなるほどよくできていると思ってしまいました。実際にはG6は何路か遠くて四じゃない、四が乗る、最後が四三三と間違い点だらけなのですが、相手がこのカウンターを考慮していないわけがないと信じ切ってしまいました。36からは白M5、黒L6、白M6、黒M9、白M4、黒M7、白M3、黒M2、白K5、黒L4、白K8で四々禁でした。これが最後にして最大のチャンスで後は一方的な展開でした。勝ちまで惜しいところまできているが勝ちきれない。嫌な流れを感じました。

 いよいよ明日が最終日。緊張は最大限に高まってきました。

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